Youtuberヒカルの新事業は成功するのか?同業者からは厳しい見解も出ている模様

youtuberヒカルさんが社会に影響を与えたいという思いから新たに事業を立ち上げるとのことで先日youtubeに動画をupしました。

ヒカルの動画新しい事業を立ち上げますはこちら

新事業の内容は、大学生のような高学歴の方に比べ就職先が限られてしまい低学歴と呼ばれる高卒の方や、就職後に会社を辞めてしまった、大学に行きたくても行けなかった才能のある人達をIT企業や一流と呼ばれるような大企業と繋ぐサービスとのことです。

ヒカルさん自身も高校卒業後に工場になんとなく流れで就職し、その後数か月で辞めてしまうといった過去があり、それでも諦めずに自分の勉強以外での自分の才能を信じ、営業マンやアフィリエイター、youtuberといった様々な業種に挑戦し成功を収めてきました。そんな彼だからこそ今回のような新事業を思い付いたのかも知れませんね!

 

しかしこの動画に対しネット上では様々な意見が飛び交っていて、同業のyoutuberからも様々な意見が出ています。

シバターさんのヒカルの新事業について本音で語りますはこちら

つい最近ヒカルさんとyoutuber対決をしたシバターさん。

新事業に対する意見としては、「確かにヒカルはすごい、行動力もトーク力もある」と認めた上で、だからといって皆が皆ヒカルのように才能がある訳じゃなく「俺も出来るかもしれない」と勘違いしてしまう子供が増えてしまうのではないか?無責任に子供に夢を持たせてしまうと危惧している。

 

シバターさん自身も漫画家を目指していた時期があり、定職に付かないことを夢のせいにし、逃げ道に使っていたと語っています。そして今現在彼自身がyoutubeでお金を稼げているのは自身の才能ではなく「宝くじに当たったようなもの」と発言しています。

 

フリーターをしながら生計を立てるお笑い芸人を例に、いつか成功することを夢みるあまり40歳になってもなかなか芽が出ず廃業していってしまい気付いた時には何も無い、そんな危険もある。自分に才能が無いことにいち早く気付き、地道に生きる選択肢もあるとの見解も示しています。

 

このシバターさんの動画に対し苦言を呈する方も

MONSTERsJOHN TVのシバターさんにもの申す!ヒカルさんの新事業についてはこちら

ヒカルさんの新事業の人の為にチャンスを与えるような選択肢を広げる企画はめちゃくちゃ面白い企画と絶賛した上で、シバターさんの動画に対し納得がいかなかったとし動画をupしたMONSTERsJOHN TVのJOHNさん。彼自身、低学歴かつ元暴走族といった経歴を持つことから人生の選択肢が高学歴の人に比べても狭いことを実感しているようです。

 

内容としては、「夢を持つな」「ヒカルは詐欺師、怖い。」と動画内で発言したシバターさんに対し「一番怖いのはシバターさん!あなただ!」と過去にシバターさんが出したyoutuberを否定する内容の動画に対し、「あのような動画を見てしまった夢を持つ人が、結局何もせずに終わってしまう」「人の夢を潰すな」と発言しています。

 

「夢を持つことは決して悪いことではないし追いかけるべき、でも仕事も何もかもを捨てて夢一本に絞るのは良くない。保険を掛けるべきだ、ちゃんと道筋(プラン)を立ててやっていけば成功する」としていて更に、「自分も現在夢があり、それを追いかけている最中だが、キチンとプランを立てているから必ず成功する」と発言していました。

一連の流れに対し思ったこと

反対派シバターさんに賛成派Johnさんが絡んだ形になりますが、正直Johnさんの意見は少し的外れなような気がします。シバターさんは確かに動画内で夢を持つなと発言はしていますが、これは「中途半端な覚悟で夢を目指すくらいならやらない方が良い」「そしてその中途半端で挫折しやすい人が道を過ってしまうことが危険だ」と言っているように僕は聞こえました。

Johnさんはプランを立てれば大丈夫と言いますが、だからといって必ず成功するとは限りませんし、そもそもプラン自体が間違っている可能性だってあります。

そして実際に夢を追っている人はシバターさんの動画を見たとしてもそれを納得した上で突き進むんじゃないかなと思うんですよね。寧ろあの動画を見た程度で「やっぱりやめよう」となるならその程度の覚悟だったのでは?と思います。

Johnさんが言うようにヒカルさんの事業に関しては確かに夢があって素晴らしいものですが、成功するか否かで言うと個人的には厳しいと思います。

企業がなぜ学歴や学力で人選するのかというと、人を図る為には学歴や学力が最も平等で簡潔だからです。日本は教育が義務であり、家庭環境や地域の差などはありますが、皆が勉強できる環境が平等に与えられます。企業は学力だけでなく平等に与えられた環境の中でどれだけ努力出来たかという過程も見ているのです。

企業は入社してきた人間を生涯にわたって養っていかなければなりません。その養っていく人間をたった数回の面接や紙切れ、ペーパーテストで選び抜かなければならない為に、努力してきた証である学力を基準に人を選別するのです。

もちろんヒカルさんが言うような才能がある人は高卒者でもいるでしょう。しかしその高卒者を企業が雇うメリットが非常に少ないと思うんです。0とは言いませんが、簡単に図れる学歴を省いて有能な人材を探すとなると、相当な労力が掛かる事が予想されます。そもそも高卒者で才能があり大企業に就職したい人ってどれ程いるのでしょうか?才能がある人は企業という型にハマらずに自ら起業していくような方も多く、企業が本当に欲している人材に出会えない可能性だってあります。

冒頭にも述べた通りヒカルさんの救済案自体は素晴らしいものだとは思いますし、恐らくヒカルさんにも企業側にも金銭的なメリットがある事が十分に予想されるので是非成功させてほしいと思ってますが、実際にやってみないと分からない部分もあります。

才能という部分にスポットを当てるのであれば、仮に就職できたとしても最終的に丸投げになってしまいそうな大企業ではなく、少数規模であっても自社で雇っていくような形をとっていった方が面白いんじゃないのかなと思いました。いずれにせよ現時点では課題や不明確な部分が多くまだヒカルさんが何か考えがあるのならば今後の展開次第(良い方向に転べば)では革命が起きるかもしれませんね!

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