こんにちはYukitakaです。今回のテーマは車です。
実は今度3人目の子供が産まれるので5人乗りから8人乗りへ乗り換えかな~と考えたりしてたら昔の車で色々と苦労したことがあった事を思い出したので記事にすることにしました。
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車高を下げるのはダサい?
今時シャコタンとかだっさ…なんて最近の若い人には言われてしまいそうですが、ほんの7~8年前は結構あちこちで見かけるくらいみんな車高さげて18~20インチのアルミ履いて走ってました。
時代はSUV
時代の変化ですかね。最近割と見かけなくなってきた低車高な車ですが、実際には昨今のSUVブームや若者の車離れが影響しているのかなぁなんて思ったりします。
一部では「街乗りSUVなんて意味ねぇよ」なんて声も聞こえてきますがそんなこと言ったら世の中意味ねぇ車だらけですよ。スポーツカーとか乗り心地最悪のシャコタンセダンなんて意味ねぇ車の極地じゃないですか。
じゃあなんで売れてんの?って話になりますが結局カッコいいからなんですよ。スポーツカーもシャコタンセダンもカッコよさを剥いだらただの燃料垂れ流してタイヤ削るだけの箱ですよ。
ダサいと感じるかどうかは人それぞれ
スポーツカーブームも高級セダンブームもSUVブームも街で見かけて「カッコいいな。俺も欲しいな。」が広まって増えていったわけじゃないですか。
ただ全員がカッコいいと言ってる訳ではなくて否定的な人もいます。そりゃそうですよね。人によって車の価値観なんて全然違いますから。
色々と大変なんです
私自身も約8年乗ってました。好きで乗っていたのでまぁ特に後悔はしてませんが、今後低車高の車に乗りたいかと聞かれれば答えはNOです。理由は何もかもが面倒くさいから。詳細に関しては後述します。
デメリットは共有できる
正直、低車高の見た目以外のメリットなんて街乗りではなにも無いと思いますが、デメリットに関しては共有できる部分が非常に多いです。というか乗りたい!と思ってる方やこれから乗るよ!なんて方は知っておくべき。
車高を下げる事によるデメリット
ということでここからは実際に乗っていた時や今になって思う低車高車のデメリットについて触れていこうと思います。
乗り心地の悪化
最近では高性能な車高調なんかもあるので一概に悪くなるとも言い切れないですが、基本的には車高が下がる程乗り心地の良さは反比例します。
安く仕上げる為にダウンサスや純正エアサス車を社外のエアサスコントローラーで制御して無理くり下げる方もいますが、その場合確実に乗り心地は悪化します。
更に低扁平のタイヤ(薄いタイヤ)なんかを履いていると更に乗り心地は悪化します。
走行中に路面の段差を跨ぐ際に衝撃を吸収する物が無い為「ドンッ」という激しい衝撃が車体に襲い掛かります。これが非常に心臓に悪い。
同乗者が乗ってたりすると「何かぶつかった?!」とさっきまで寝てた人が飛び起きる程の衝撃。
行けない所がある
ん?wwwと思う方もいるかも知れませんが、基本的に低車高の車はフロントバンパーが地面に接触してしまう程の勾配のキツイ坂や高めの段差を越える事が出来ません。
勾配のキツイ坂に無理矢理侵入したり下ってきて平らな部分に出ようとすると高確率でフロントバンパーが割れたり外れたりします。
地面にバンパーが接触する時は「ガガガッ」っといった具合にバンパーが削れる音が鳴り響きます。結構恥ずかしい。
店に入れないとかならまだ良いですが、出口が一つしかない一通でこんな事になったら最悪ですよ。後続車に多大なるご迷惑をお掛けする事になります。
ハンドルが全部切れなくなる
またしても「ん?!www」となってしまう項目ですね。
余程下げ過ぎ無ければここまでは中々行きませんが、太いホイールを履いたり外形が純正よりも大きいタイヤを履くと干渉する可能性はあがります。
これはどういう事かというと、車高が低くなる為にタイヤとフェンダーの隙間やタイヤハウス内の空いた空間が狭くなる為です。
その状態でハンドルを一方向へ切っていくとフェンダーもしくはタイヤハウス内でボディにタイヤが接触し、本来であれば切れるべき位置までハンドルが切れなくなります。
ハンドルが全部切れなくなる事によって車庫入れや急カーブ、Uターンが出来なくなったりといった問題が生じたりもします。
最悪なのがカーブでロールしたり段差を越えて車体がバンプした際にフェンダーとタイヤが勢いよく接触しフェンダーが歪んだり破損することです。
そうならない為にフェンダーや等を叩いて膨らませたりフェンダーの爪を折ったり切ったりすることで干渉を避ける方法がありますが、当然ながらフェンダーの強度は落ちますし場合によっては車検に通らなくなる可能性もあります。
鬼のようにタイヤが減る
車高を下げる事により車には様々な影響を及ぼします。特に顕著に影響が出るのがタイヤです。通常タイヤの寿命は4~5年程度と言われていますが、ローダウン車に取り付けられたタイヤは4年待たずしてあっという間に溝が無くなります。実際に私は1年半程度の頻度でタイヤフル交換してました。
ローダウン車のタイヤは内側が強く接地するので通常の車に比べて片減りが激しいのが特徴です。その為に定期的なタイヤのローテーションも必要となってきます。
タイヤ代がかさむよ~
タイヤがすぐに減るということはタイヤ代に物凄くお金が掛かります。雪が降る地域ではラジアルタイヤよりも割高なスタッドレスタイヤも購入しなければならないので更に出費は大きくなります。
雨や雪の日危険
タイヤの接地面が減る為に雨の日や雪の日は特に滑りやすくなります。アイスバーン等には特に注意しなければなりません。
積雪が多い日はブルドーザーと化し、走行不能になります。
その後も道路が轍になっている場合は轍の間に残った雪が氷り、容赦なくバンパーを削ってくるので注意が必要です。
下げ過ぎは違法
最低地上高は9㎝と定められています。
条件を満たしていない場合は車検に通らないので注意が必要です。
また、9㎝と定められているのは可動部ではなく固定されている物に対してなので、マフラーのサイレンサーやオイルパン等が9㎝以上かどうかはしっかり確認しましょう。
安全に車高を下げるにはどうする?
安全に~と言ってもここまでに記述してきたデメリットが全て無くなるわけでは無いので注意してください。
ダウンサスにする場合
一番ローコストなのがこの方法ですが、走行性能や乗り心地が悪化することは覚悟してください。お金に余裕があるのであれば車高調をオススメします。
ダウンサスは高く見積もっても6万程度で取り付け迄完了出来るでしょう。購入前に自分の車の固定部分の高さを確認し、最低地上高以下にならないダウンサスを購入しましょう。
ダウンサスにも様々な物がありますが、各自動車メーカーが純正オプションでのエアロとして販売しているメーカー品の物は値段は張りますが質は良いです。
トヨタ モデリスタ、TDR
日産 ニスモ
ホンダ 無限
等が有名ですね。
取り付け後は1日程度慣らし走行を行い、その後にしっかりアライメント調整を行いましょう。
予算をもう少し抑えたいといった場合にはRSRやテインといった有名メーカーの物がおすすめです。どちらのメーカーも殆どの車種のダウンサスを取り揃えているだけでなく、バネのヘタリに対する補償もあるのでおすすめです。
RSR(ダウンサス)
RSRはTi2000が有名です。バネの素材にチタンを含んだ物を使用されているので、軽量化に加え乗り心地の悪化を抑えられたのと高い耐久性を確保しています。
また、ヘタリ永久保証が付いているので、万が一バネがヘタっても保証の対象となります。
テイン(ダウンサス)
テインのダウンサスはサイレンサーラバーによって異音対策が施されています。普通のダウンサスが縮んだ際にバネが接触して起こるのが異音の原因と言われていますが、その接触する部分にラバーを被せる事で不快なカチカチ音を無くしています。
車高調の場合
完璧な見た目と乗り心地を追求したい場合は車高調がオススメです。本格的にドレスアップを行っている方の多くは車高調を入れていることが多いですね。
車高調はかなり奥が深く、完璧な調整を自分で調整を行うにはそれなりの知識と経験を必要とします。
一番簡単なのはカーショップに依頼することです。勿論車検に通る範囲での調整が前提ですが、適切なアライメント調整やツラの調整等も任せることが出来ます。
これからドレスアップを考えている場合は車高調→ホイールの順に決めていきましょう。車高の落ち具合によってツラ具合が変わるので、それに合ったホイールを選ぶと綺麗なツラになります。
フルタップ式かネジ式かCリング式か
車高調は大きく分けて3種類存在しています。1つ目はフルタップ式です。フルタップ式は全長調整式とも呼ばれ値段は高いですが、3種類の中で最も自由が利き乗り心地が良い車高調です。
その理由としてはバネの位置を変更せずに車高を調整できるので、ショックアブソーバーのストローク量が変化しない為です。
フルタップ式
2つ目のネジ式は比較的安価なので、費用を抑えたい場合にお勧めです。フルタップ式とは異なり、バネの位置を変える事で車高の調整をします。その為に車高を下げ過ぎると底突きを起こしたりするので注意が必要です。しかし、使用部品が少ない為に、トラブルが少なくメンテの頻度もフルタップ式よりも少ないです。
ネジ式
3つ目のCリング式車高調はショックに掘られた溝にC型のリングを取り付けることで車高の調整を行います。そのためネジ式やフルタップ式のように細かい調整が出来ませんが比較的安価なのが特徴です。
社外エアサスの場合
エアサスは停車時に車高を下げて走行時に車高を上げるといった使い方が出来ます。しかし値段が高価なのとメンテ費用もかなりかさむのでお金に余裕が無いと厳しいでしょう。
最後に
今回はローダウン時のデメリットについてまとめましたが、最終的に車をどのように乗るのかを決めるのは自分です。こだわればこだわる程お金はどんどん飛んでいく世界なので自分の財布と相談しながらドレスアップを楽しんでみてください。